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2007年1月17日水曜日

台風の日に

私が入学した当時の母校は、創立四年目の新設校だった。
新設校であるがゆえに、その歴史の浅さをどうにかしようと無理に尖がろうとしたのか、わけのわからない規則も多かった。
そのわけのわからない規則の一つに、私の通っていた高校は、どれほど天候が悪くてもただの「警報」だけでは休校にならなかった。
台風が来ようが、大雪が降ろうが、それが「暴風警報」とか「大雪警報」だけならば、普段どおり授業は行われる。
唯一、「大雨洪水暴風雨警報」が発令された場合のみ、学校は休校になると、生徒手帳の規則に記されていた。
…今思えば、自然災害を根本的にナメきった、劣悪な校則だ。

しかし悲しいかな、まさに台風が来ようとしている、ただならぬ大自然の気配の中に身を置くのは、すこぶる気分のいいもので。
こんな日に限って、私は目覚めの気分も良く、定刻に登校できてしまうのだ。
朝6時のニュースでは、「暴風警報」しか発令されていないから、「よし、学校に行こう!」。

2時間後、学校のある駅に到着すると、改札口に担任が立っていた。
「お前、ちゃんと間に合うように来たのか、エラい!よく来た、でかした!」
と、担任にとても褒められたので、「たまにはちゃんと来ますよ~」と私が調子に乗ったところ、担任は、

「そうか、そうやな。ご苦労さん。しかし、今日は学校、休みなんや。」

…私が電車に乗っている間に、「暴風警報」が「大雨洪水暴風雨警報」に切り替わっていた。