ブログ アーカイブ

2007年1月12日金曜日

「校門をくぐれ」

電車・徒歩を含め、登下校に5時間。
私の高校生活の目標は、「勉強する」ではなく「登校する」というところにあった。
私が高校を卒業できたのは、ただただ、ひとえに担任の努力でしかなかった。

「何が何でも全員揃って卒業させる」という目標を、我々の入学当時に掲げた担任は、不登校の私に、

「何時間目になってもいい。とにかく、まずは、学校の門を、くぐれ!」

と言った。
なので、私は担任のその言葉を忠実に守った。

担任が仕組んだ「とりあえず登校させる作戦」で、ギリギリのラインで、私は高校を卒業させてもらえた。
終業のホームルームの時間に登校して、「起立、礼」の挨拶だけして帰ったこともあった。

多くの場合、昼以降の5時間目と6時間目の授業は受けることができた。しかし、1時間目、2時間目の授業には殆ど間に合わなかった。
というわけで、必然的に赤点が多かったのは、午前の最初の方の授業だった。
偶に授業に間に合っても、週休二日制ではなかったあの頃の私が持ちうる時間のどこにも、予習・復習のための時間など無かった。
「勉強しない→勉強できない」の悪循環で、いよいよ私は学校から足が遠のきそうだった。

それでも、中間・期末試験だけは、点数が悪くても、私は逃げなかった。
0点だろうが、まずはテストを受けないことには、進級も卒業もできないからだ。
それに、テスト期間は午前中だけなので、早く家に帰れるという気楽さがあった。