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2007年1月9日火曜日

ただ、眠かった

通学路の色んなところで、
「このまま、私をここに寝かせてちょーだい!踏まないでね!」
というほどの睡魔に悩まされた。
眠れるなら、どこででもよかった。
眠過ぎて、通学途中で引き返したこともあった。
とにかく、青春時代は睡魔との戦いだった。
「千年の眠りに就く」ということが可能なら、それをしたいと私は切に願った。

朝6時に家を出る。
その時間の電車は、既に通勤電車で、座席は開いていない。
しかもちょうどラッシュの時間と鉢合うため、満員電車でゲッソリ。
これは「満州からの引き揚げの列車」とか、「アウシュビッツ送りの“死の列車”」などの妄想をよく抱いて、私の気分はまるで収容所送りにされるユダヤ人だった。

2時間立ったまま、電車に揺られて、つり革につかまったまま「立ち寝」もよくやった。…あれをやると、ヒザがカックンカックンして、みっともないんだよな。
高校生なんだから、長時間の通学電車の中では単語帳でも開いて勉強すればいいんだが、眠過ぎて、身体を支えているのがやっとの状態。しかも、電車の中で下を向いて本を読もうとすると、酔って気分が悪くなってしまう。

運良く教室まで辿りついても、一日中つっぷして眠っていた。
なので、高校時代は勉強をした憶えが無い。
そんな私の事情を考慮しない先生が、授業中に私を指名したときは、仕方なく立ち上がって、珍回答をして、それからまた座って寝なおす。

もちろん、成績は赤点だらけ。
そんな私が高校を卒業できたのは、やっぱり奇跡だったと思う。