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2007年4月27日金曜日

私をフロアーに出さないで

バレエとダンスの授業があった。
これがどうにも辛くてたまらなかった。

最初はレオタードを着ることも、気恥ずかしくて、戸惑いがあった。
幼い頃からバレエを続けてきた子らの多い中、人一倍身体の硬い私には、これは拷問と言っても過言ではなかった。
バーレッスンだけなら、ヘタクソだが嫌いではないが、頼むから、バーを片付けて、フロアーに私を出すのだけはやめて、というカンジだった。
それでも、演劇科に来てしまったからには、これをやらないわけにはいかなかった。
いかなかったが、バレエやダンスの授業の大半は、「体調が悪い」などと適当な理由で、見学で済ませたような記憶である。

しかし、これを見学していて、得をした。
というのは、とてつもなく美しい現役バレリーナの先生と、それに引けを取らないくらい、ひらひらと美しく踊るクラスメートらのナマ踊りを、間近で観ることができる、これはこの上ない贅沢であった。

踊れなくとも、観るのは楽しい。
普通のバレエのステージなんかを最前列で観ようと思うと、ケタ外れの金を払わねばならないのだから。